こんにちは!きたやま鍼灸整骨院の柴田です。
今日は少しだけ、いつもとは違うお話をさせてください。
私がこの仕事を30年以上続けてきた中で気づいたことを、お伝えしたいと思います。
最初は「痛みを取ること」がすべてだった
若い頃の私は、とにかく「痛みを取る」ことに全力でした。
患者さんが「痛い」と言えば、その場所をほぐし、痛みが和らげば成功。
そう思っていました。
しかし、経験を重ねるうちにあることに気づきました。
「同じ患者さんが、同じ症状で、何度も来院される」
もちろん、来ていただけること自体はありがたいことです。
でも「この方の体は本当に良くなっているのだろうか?」
という疑問が、ずっと頭から離れませんでした。
痛みは「結果」であって「原因」ではない
何千人もの体を診てきてたどり着いた答えは、
「痛みは体が出している警報であって、痛みそのものが問題ではない」
ということでした。
肩が痛いから肩をほぐす。腰が痛いから腰をほぐす。
これは「火災報知器が鳴っているからスピーカーを壊す」ようなものです。
警報は止まっても、火事は消えていません。
本当に大切なのは、「なぜ体がその警報を鳴らしているのか」を見つけること。
そして、その原因は痛い場所ではなく、
体全体のバランスや神経の信号パターンにあることがほとんどだったのです。
「強い力=効果が高い」は間違いだった
若い頃は「しっかり力を入れて押す」ことが良い施術だと信じていました。
患者さんにも「もっと強く押してほしい」と言われれば、
応えることが正しいと思っていました。
しかし実際は、強い刺激を加えると体は防御反応を起こします。
筋肉は「これ以上やられたら危ない」と判断してさらに硬くなる。
結果として、揉み返しが起きたり、翌日にはかえって悪化したりします。
一方、体が「安心できる」と感じるやさしい刺激で施術すると、
体は防御を解いて、深い部分からゆるんでいきます。
そしてそのほうが、変化が持続するのです。
これに気づいたとき、施術のやり方が根本的に変わりました。
体だけでなく、「神経」を見る
筋肉をほぐしても戻る。骨盤を矯正しても戻る。
なぜ戻るのか?その答えを追い続けた結果、
行き着いたのが「神経」でした。
筋肉が硬いのは、神経が「硬くしろ」と命令しているから。
骨盤が戻るのは、神経が「元の位置に戻れ」と記憶しているから。
この神経の信号パターンを変えない限り、体は根本的に変わらない。
30年以上かけて、ようやくこの確信にたどり着きました。
これが今、当院で行っている「神経反応整体」の原点です。
今、大切にしていること
痛みの「その先」にある原因を探すこと
痛い場所だけを見るのではなく、なぜその痛みが出ているのかを体全体から読み取ります。
体が安心できる施術をすること
強い力ではなく、体が受け入れられるやさしい刺激で、深い部分からの変化を引き出します。
「通い続けないと維持できない体」ではなく「自分で回復できる体」を目指すこと
ずっと通い続けなければいけない施術は、本当に良い施術とは言えないと思っています。最終的には患者さん自身の体の回復力を高め、施術の間隔を広げていくことが目標です。
30年以上この仕事を続けてこられたのは、
患者さんの「良くなった」という言葉のおかげです。
これからも一人ひとりの体と真剣に向き合い続けます。
体のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
